江戸中期後期 上手古伊万里猿漢詩桃梅葵竹16角菓子鉢

富山の骨董屋購入 直径18.8たかさ9.9 かなりの珍品です。 親の代から骨董屋をなさるお店でも、16角にこの意匠は初見だそうです。 私の拙い写真ではお伝えできないのですが、本当に美しい器です。 薄めの素地に発色が上品な見応えのある絵です。 図の左隣の文字が説明文となっているそうです、 この時代の職人は必ずしも文字の読み書きができなかったため、文字が文字でなくなってしまっていることが多いそうですがこの器は文字も絵も丁寧で、職人でもかなり熟練工の仕事のようです。 江戸時代のうつわでは円形が最も多く、次いで四角、八角、六角、と続きます。多角は他にもありますが、十六角形は初めてのようです。 側面には桃持ち猿、中国の伝統的な吉祥文様です。 多種の花がひとつひとつとても丁寧に描かれます。 そして内側縁の唐草と多弁花も、本当に綺麗なのです。 言い尽くせない沢山の美しさを持っています、ぜひ実物を手に持ち感動してください。 #茶道具